日本と同様、血縁でないおじさん呼びです。
するとJちゃんは黙って腕を広げますから、次回も歓迎必至です。
ハグは演技である。
ハグという行為をラブシーンというイメージなしにとらえる。
外国人が和風のおじぎを習うように、洋風の挨拶ととらえてやってみる。
これ、外国語学習に必要なひとつの知的な演技です。
さて、外国語を実際に話すときには誰でもある程度、役者になります。
身ぶり、手振り、発声など、英語劇風の感覚がどこかにあるわけです。
社会言語学に、会話は登場と用件と退場から成る云々。
登場、退場はもちろん、英語では舞台での動き・所作をも表します。
会話は演劇であり、英会話は英語劇。
学生時代から日本語劇とともに演じまくったおかげで、「現地」へ行く前に、かなり問題はなくなっていた僕でしたが、英会話になると「アドリブ」が日本語より辛いわけで、人の口を閉ざすことにもなるのですが。
さて場面は、妻と2人、買い物と見物をかねて出かけたある繁華街の、真珠のような夜にかわります。
彼女が他の店をのぞいている問、こちらは別の店で、柄にもなくジーンズの上着に手を通していました。
僕は腕が長いので面倒です。
そのやや奥行きのある底の中ほどで、何点か袖を通しただけで出ようとしたとき、それまで近くに立っていた店員さんが僕の顔を見て、「パイ?」といいます。
「サヨナラですか?」という意味ですか?それとも中国語なのだろうか?やや慌てた僕は、だから買う?と対応し、それから、長すぎるので英語劇をはじめました。
別の店員さんが加わり、「パイ?」とまたいうのです。
なぜ2人になる?僕は動作が大きくなり、発音を精1杯正確にし、あせりまくり大慌てでこの袖が短すぎます というのが普通です。
ところが僕はつまりどの商品もあわない、というほどあせっていたのであります。
ことばを大切にしている僕も、このときばかりは眼前の「観衆」を恐怖し、クールは煙のように消えていました。
いつの間にか、僕のまわりには数名の庄員さんが集まっています。
人垣のように見えてきたのであります!いうなれば大変どう抜け出すか。
こんなとき、きまじめな「英語人間」はこんなふうに考えます。
英語でこうなっちゃったのだから、英語で解決しなければならない!「ストイック英語人間」が陥るいちばんやっかいな民かもしれません。
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